アニメ好きこそ好きになるべきクラシック音楽の魅力、厳選3選

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書き出し

 3曲しか紹介しないのかよと思ったかもしませんが、厳選した結果であり、またコンサート映像を公式に載せているものが少ないためどうしても紹介できるものが限られてしまいました(泣)。難しい専門用語など使わずに感想を述べてきたいと思います。

前置き(脇道)

 今回紹介する曲はぜひコンサート映像で音だけでもよいので見てほしいと考えています。コンサートの映像にこだわる理由は、「アニメ然りクラシック音楽然り、芸術作品を楽しむためには、まずはその世界観に慣れることが必要であり普段クラシック音楽を聴かない人は、YouTube等でコンサートの映像から見ることでより親しみを覚えやすくなると考えるからです。」アニメを見ている時みたいに「うおーーかっけーー、感動!」と演奏の躍動感を楽しむことができます。

 また、クラシックの曲を聴く際のポイントは誰が弾いているかというのも、とても重要になります。簡単に言うとプロと素人が弾いた曲が全く異なるようにプロ同士を比較しても技術や表現の仕方が全く違う(あたりまえかもですが)ので、聴く際に重要なポイントになってくると考えます。(ただ聴くやつが偉そうに言ってすみません)これまで実際にコンサートホールで生の演奏をそれなりに聴いてきたので素人の私でも楽しめる部分というのを把握しているつもりです!私がよく聞くのはピアノの曲なので紹介している作品のほとんど、というか全部にピアノが入ってます。ご承知ください。

厳選おすすめの曲

1ラフマニノフ作曲「楽興の時第4番」

 演奏者はロシア人のニコライ・ルガンスキー。

 他の演奏者と比較しても突出してスピードと力強さが桁違い。また、YouTubeでこの曲を検索した時にも彼の演奏の検索順位が高めなので非常に見つけやすい。これらの点から彼の演奏を聴くのが一番良いだろう。

 この曲をおすすめするポイントは、「簡単に弾いているように見える演奏技術の凄まじさ。疾走感が続きつつ、華麗さも併せ持つ特徴的なメロディ。緩急、終わりに近づくにつれてさらに勢いを増すスピードある演奏」です。3分にも達しない時間の中でこれだけの要素が詰め込まれたこの曲の凄味。さらにこの曲をかっこよく表現できる演奏技術。何度見ても目を見張るものがあります。

2プロコフィエフ作曲「ピアノ協奏曲第3番」

 演奏者は中国人のユジャワン。

 演奏時間はアニメ1話分よりも少し長い。演奏時間の長さから正直手を出しにくい作品ではありますが、それでもおすすめしたいかっこいい曲!最初は作業用BGMとして聞くのがよいかもです!
彼女の演奏は、音の粒が一つ一つしっかり聞こえるためどの曲においても、滑らかさと繊細さがあり、聴いていて「おおーすげー、うまっ!」という感想を必ず抱くでしょう。
しかも、その滑らかさと繊細なピアノのタッチをえげつないスピードで弾いているので、見ていて圧巻です。

 この曲はクラシック音楽の中でも割とポップで親しみやすく、アニメOPのようにAメロ、Bメロ、サビみたいにわかりやすいメロディが曲全体で散りばめられています。なにかしらのメロディには絶対ハマります。個人的には一番最初のほうにでてくるいわゆるサビ的なメロディに一発でこの曲がお気に入りになりました。

※動画を貼り付けたかったのですが、著作権的に表示ができなかったため、もし興味を持った方はぜひYouTubeで「ユジャワン、プロコフィエピアノ協奏曲第3番」と検索すると公式のコンサート映像があるのでみてほしいです!

3ショパン作曲「バラード4番」

 演奏者はポーランド人のクリスティアン・ツィマーマン。

 彼の演奏は、安定感と力強さが特徴的です。動画を見比べると他の演奏者よりも手のひらが分厚く筋肉がびっしり詰まっているように思います。手のひらが厚いとそれだけ力強い演奏ができる証拠なのです。

ショパンのバラードには1番から4番まであるのですが、日本で最も有名なのが1番です。おそらくフィギュアスケートの羽生結弦選手が演技でよく使用している曲だからですね。ただ、今回おすすめするのは4番!1番~4番はどれも好きで頻繁に聴くのですが、中でも4番が一番かっこいい!
しかし、最もかっこよく盛り上がるのは演奏時間約10分あるうちの最後の1分!正直たどり着くのに時間がかかりすぎて、これまた手を出しにくい曲であるかもしれないが、やっぱりすすめたい

なぜなら、タイトルにもあるように、ここにこそアニメ好きにおすすめする理由が表れているからです!次の見出しに続きます。

最も伝えたいこと

なぜ、アニメ好きの人にこそクラシック音楽をおすすめするのかというと。
①アニメの劇中歌やOP、EDがどことなくクラシック音楽に通じる部分があるから(実際にクラシック音楽そのものを使用しているアニメもたくさんある)。
②交響曲や協奏曲(様々な楽器で演奏されている曲のこと)においては、その演奏時間がアニメの1話分と同じくらいで、その演奏時間の間にアニメと同じような物語性と壮大性を持ち合わせているから。
③途中退屈な時もあるが一番好きな場面の盛り上がる瞬間を楽しむというのが、アニメを楽しむときの感覚と似ているから。

しかし、アニメをどうしても楽しむことができない人がいるようにクラシック音楽が肌に合わない人は正直たくさんいると思います。

アニメを楽しむ際にアニメの世界観にのめりこむ様に、クラシック音楽も、古典楽器が作り出す世界観にのめりこまなくては、その良さを体感することは難しいと考えます。

だからこそ、世界観にのめりこむためには何度もクラシック音楽に触れることがとても大事なのです。

ぜひ、クラシック音楽に一人でも多くはまってほしい!

※この記事で述べているピアニストそれぞれの演奏の特徴は、あくまで個人的に感じたことであること。またYouTube上に載っている彼らの演奏に限定して感じたものです。さらに、彼らが若い時の演奏とかが多いので現在はどうなっているかでは判断しておりません。

いつか生の演奏を見てみたいものです。平気でチケット2万ほどしそうです。いつになったらいけるのか、、

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